英語で「有名な」と言いたいときに使える単語には “famous” や “famed” があります。
どちらも辞書を引くと似たような意味が出てきますが、実際の使い方には微妙な違いがあります。本記事では、「famous」と「famed」の違いについて、使い方のポイントや例文を交えて、わかりやすく解説していきます。
famousの意味と使い方
famousは非常によく使われる単語で、「有名な」「名高い」という意味があります。ニュース、会話、広告、映画など、あらゆる場面で出てくる頻出語です。
誰でも知っているようなレベルでの「有名さ」を表すときに使われるのが一般的です。
例文はこちら。
He is a famous actor in Japan.
(彼は日本で有名な俳優です。)This city is famous for its temples.
(この都市は寺で有名です。)She became famous after the TV show.
(彼女はそのテレビ番組の後で有名になりました。)
ポイントはこちら。
「famous for ~」という形で、「~で有名」と表現するのが定番
カジュアル・フォーマル問わず使える
非常に幅広いシーンで使える便利な単語
famedの意味と使い方
famed も「有名な」という意味ですが、やや文学的・書き言葉寄りの表現です。famous よりも改まった雰囲気や歴史的なニュアンスを含むことが多く、記事や本、ドキュメンタリー、観光パンフレットなどで使われる傾向があります。
また、”famed for ~” という形でもよく使われます。
例文はこちら。
The region is famed for its beautiful scenery.
(その地域は美しい景色で有名です。)He visited the famed university in England.
(彼はイギリスの名高い大学を訪れました。)- This is a dish from a famed French chef.
(これは有名なフランス人シェフの料理です。)
ポイント
「famed」はフォーマルな印象
「歴史的に名高い」「伝説的な」というニュアンスもあり
詩的・書き言葉的に使われやすい
違いのまとめ
特徴 | famous | famed |
---|---|---|
使用頻度 | 非常に高い | やや少なめ |
雰囲気 | カジュアル〜フォーマル | フォーマル・文学的 |
用例 | 会話・日常・ニュースなど幅広い | 本・記事・観光紹介などに多い |
よく使う形 | famous for ~ | famed for ~ |
日常英会話では「famous」を使えば十分通じますが、文章のトーンを少し格調高くしたいときや、観光案内・歴史的な話などでは「famed」を使うと自然です。
無理に使い分けようとしなくても、まずは「famous」を使って慣れていくのがよいでしょう。
どちらを使えばいいの?
英語が話せない初心者の方や、英作文にまだ自信がない方にとっては、「どちらが正しいか?」と悩むかもしれません。
結論としては、
普段の英会話や英作文では famous を使う
書き言葉や格調ある表現をしたいときに famed を使う
このように覚えておくと、スムーズに使い分けることができます。
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