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variousとvariety ofの違いは? 英語ネイティブはこう考える

variousとvariety ofの違いは? 英語ネイティブはこう考える

英語を学んでいると、「いろいろな〜」という表現でvariousa variety ofという表現に出会うことがあります。どちらも同じような意味で使われるため、違いがよくわからず混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。

本記事では、この2つの表現の違いや使い分けについて、できるだけシンプルな英語と例文を使ってわかりやすく解説します。

目次

variousとa variety ofの違いとは?

3つの観点から違いを解説します。

1. 形容詞か句か

variousは「形容詞」です。名詞の前に置いて「いろいろな○○」という形で使います。

a variety ofは「名詞の句(phrase)」として使われ、「いろいろな○○」という意味になりますが、文法的には「a variety(1つの種類)」+「of〜(〜の)」という構造です。

どちらも似た意味を持ちますが、文の流れやニュアンスによって使い分けがされます。

2. 数・量の違い

variousは基本的に複数の「具体的なもの」に対して使われます。

a variety ofは「いろいろな種類がある」というニュアンスが強く、やや抽象的または幅の広さを表現したいときに使われます。

3. フォーマルさの違い

variousはややカジュアル。a variety ofはよりフォーマルで、文章やレポートなどにもよく使われます。

実際の英語でvariousとvariety ofを比べてみよう

ここからは、実際の英語の例文を使って違いを見てみましょう。どちらも簡単な単語で構成してあります。

variousの例文

variousは、数が多く、それぞれが異なるものを列挙したいときに使います。

  • Various people came to the party.
    (さまざまな人がパーティに来ました)

  • I tried various dishes at the restaurant.
    (そのレストランでいろいろな料理を試しました)

  • She has lived in various countries.
    (彼女はいろいろな国に住んできました)

「具体的で数が多く、違いがあるもの」に使うと自然です。

a variety ofの例文

a variety ofは、「いろいろな種類の〜」という幅の広さや分類の多さを表したいときに使います。

  • The store sells a variety of fruits.
    (その店はいろいろな種類の果物を売っています)

  • I have a variety of hobbies.
    (私はさまざまな趣味を持っています)

  • We offer a variety of courses.
    (当校ではいろいろなコースを提供しています)

「幅のあるグループやカテゴリ」を伝えたいときに便利です。

文法的な注意点

variousは複数名詞しか修飾できません。たとえば、

  • ○ various books(いろいろな本)

  • × various book(✕ 単数には使えません)

a variety ofは基本的に複数名詞とともに使われますが、主語として使うときには文の動詞との一致に注意が必要です。

  • A variety of ideas is welcome.(アイデアの”種類”という意味なら単数扱い)

  • A variety of ideas are being considered.(アイデアそれぞれを強調したいときは複数扱いもあり)

英語ネイティブでも迷う場合がありますが、TOEICや日常英会話ではそこまで気にせず、「名詞が複数なら動詞も複数」でOKです。

会話でどちらを使うべき?

基本的にはどちらを使っても通じます。ただし、

  • 会話で自然に話したい → various

  • ちょっとかしこまった表現や書き言葉 → a variety of

このように場面によって使い分けると、より自然な英語になります。

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