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own, possess, belongの違いは? 所有を表す3つの単語を比較

own, possess, belongの違いは? 所有を表す3つの単語を比較

英語で「~を持っている」と言いたいとき、「own」「posses」「belong」のどの単語を使えばいいのか迷ったことはありませんか?

own、possessbelongはいずれも「所有」に関係する語ですが、それぞれ使いどころが異なります。意味は似ていても、文法やニュアンスの違いを知らないと不自然な英語になってしまうことも。

この記事では、それぞれの単語の使い方と違いを、例文を交えてわかりやすく解説します。

目次

own:最も日常的な「所有」

ownは「所有する」という意味で、日常会話でもよく使われる動詞です。


特徴は物理的な所有権を強調する点です。買った物や自分の資産など、はっきりと「自分のもの」である場合に使います。

例文

  • I own a house in the suburbs.
     (私は郊外に家を所有しています)

  • She owns three cats.
     (彼女は猫を3匹飼っています)

また、「own」は形容詞としても使えます。

  • He fixed his own bike.
     (彼は自分の自転車を修理しました)

このように、「own」はカジュアルなシチュエーションからフォーマルな文脈まで広く使える、非常に便利な単語です。

possess:よりフォーマルで抽象的な「所有」

possessも「所有する」を意味しますが、やや堅い表現で、フォーマルな文脈や法律文書などで使われることが多いです。
また、物質的なものだけでなく、能力や性質など目に見えないものも「所有」できます。

例文

  • He possesses great talent in music.
     (彼は音楽の才能を持っています)

  • The suspect possessed an illegal weapon.
     (容疑者は違法な武器を所持していました)

「own」との違いは、感情があまり入らない点です。「possess」は事実として何かを持っているというニュアンスで使われる傾向があります。

belong:所属・帰属を表す「~のものである」

belongは他の2語と文法が異なり、基本的に主語が人や物、目的語が所有者や場所になります。


意味としては「~に属している」「~のものである」という感覚で、「所有」を受け身で表すイメージです。

例文

  • This book belongs to me.
     (この本は私のものです)

  • That dog belongs to my neighbor.
     (あの犬は私の隣人の飼い犬です)

ここで注意すべきは、belongは進行形にしないという点です。
○:This pen belongs to her.
×:This pen is belonging to her.

「belong」は、「誰のものか」を示すときにぴったりの単語ですが、自分が何かを所有していると積極的に言うときには使いません。

belongは忘れ物や持ち主を探している場面でもよく使われます。特に 「持ち主は誰か?」という文脈で自然に使われます。

  • Does this bag belong to you?
     このカバンはあなたのものですか?

  • I found a phone on the bench. Do you know who it belongs to?
     ベンチの上に携帯がありました。誰のものか分かりますか?

  • Lost and Found: Items that don’t belong to any guest will be stored here.
     遺失物取扱所:どの宿泊者にも属さない所持品はこちらに保管されます。

比較まとめ:使い分けのポイント

own, possess, belongの違いを表にまとめるとこちらのようになります。

単語 意味 主な使い方 フォーマル度
own 所有する(物理的) I own a car. ★★☆☆☆
possess 所有する(抽象・法的・堅い) He possesses leadership skills. ★★★★☆
belong 所属・~のものである This bag belongs to Lisa. ★★☆☆☆

ニュアンスの違いを例文で比較

I own a car.
この場合は自分が買って所有していることを強調。

I possess a car.
所有していることを堅く述べる(法律文書など)。

The car belongs to me.
「これは私のものです」と受け身で所有を示す。

よくある疑問と注意点

「belong」は人にも使える?

はい。ただし、「その人が~に属している」という文脈になります。

  • She belongs to the tennis club.
     (彼女はテニスクラブに所属しています)

「possess」と「own」は置き換え可能?

一部の文では可能ですが、トーンの違いに注意しましょう。

  • I own a gun.(自分の意思で所有している)

  • I possess a gun.(所有している事実だけを述べる、法的な響き)

まとめ

「possess」「belong」「own」はいずれも「所有」に関係する英単語ですが、それぞれ使い方や文の構造が異なります。

  • own:日常的に「所有」を表す。動詞・形容詞どちらでも使える。

  • possess:フォーマルで抽象的な「所有」。法律文や性質に対して使われやすい。

  • belong:「~のものである」「~に属している」。進行形にしない。

それぞれの違いを理解して、文脈に合った単語を使い分けることで、より自然で正確な英語表現が身につきます。

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