英語を勉強していると、「多分」という意味で使われる英単語に maybe / probably / perhaps の3つが出てきます。どれも似た意味に見えますが、ニュアンスや使う場面には微妙な違いがあります。この記事では、それぞれの使い方を例文とともに丁寧に解説します。
maybe の意味と使い方:カジュアルで会話向き
「maybe」は、3つの中で最もカジュアルで、日常会話でよく使われます。「そうかもしれないね」「たぶんね」と軽く答えるときに便利な言葉です。
例文。
A: Are you going to the party tonight?
B: Maybe. I’m not sure yet.
(A:今夜パーティー行くの? B:多分。まだ分からないけど。)
Maybe we can watch a movie later.
(あとで映画でも見られるかもね)
ポイント
– 「かもしれないけど、確かではない」という曖昧な感じ
– 返事として単独で使える(→“Maybe.”)
– 丁寧さや確信度はあまり高くない
probably の意味と使い方:可能性が高い「たぶん」
「probably」は、「そうなる可能性が高い」場合に使います。maybeよりも確信度が高いニュアンスになります。
ちなみに発音に注意が必要なのが probably です。短く言う場合には「プロブリー」のような発音になり、真ん中の ba が発音されなくなることがあります。もちろん、「プロバブリー」のような形での発音が通常です。
自分からそういった発音をする必要はないですが、相手によって、または状況によっては、そういう発音になることを知らないと聞き取れなくなるので注意ですね。
probablyの使い方の例
She’s probably at home now.
(彼女は今、たぶん家にいると思う)
I’ll probably finish the report by tomorrow.
(たぶん明日までにレポートを終えるよ)
ポイント:
– 可能性として 70〜90%ほどの確信があるときに使う
– ビジネスでもOK。会話・文章どちらにも適している
– 「おそらく〜だろう」と、予測にもとづく話に使われることが多い
perhaps の意味と使い方:少しフォーマルで丁寧な「多分」
「perhaps」は、「maybe」と意味はほぼ同じですが、ややフォーマルで丁寧な表現です。特に書き言葉や改まった話し方でよく使われます。
perhapsを使った例文
Perhaps we should try a different approach.
(別の方法を試してみた方が良いかもしれません)
He is perhaps the most talented player on the team.
(彼はおそらくチームで最も才能のある選手だ)
ポイント:
– 「maybe」と同じ意味でも、丁寧・知的な響きがある
– ビジネスやアカデミックな文章で使われやすい
– 特にイギリス英語では「maybe」より一般的に使われる傾向あり
maybe / probably / perhaps のニュアンスの違いを比較
単語 | 確信度 | フォーマル度 | 主な使い方 |
---|---|---|---|
maybe | 50% | ★☆☆☆☆ | カジュアルな会話、あいまいな返事 |
probably | 80% | ★★☆☆☆ | 確率が高い予測や判断 |
perhaps | 50% | ★★★★☆ | 丁寧な提案、やや堅い文体で使用 |
ネイティブの使い分け感覚を身につけるには?
日本語では「たぶん」で済ませられても、英語では状況に応じた言い方が求められます。たとえば:
- 上司に「たぶん行けます」と言う → “Perhaps I can attend.”
- 友達に「行けるかも」 → “Maybe I’ll go.”
- ほぼ確実に行く場合 → “I’ll probably go.”
つまり、「誰に言うか」「どれだけ確かか」によって使い分けるのがポイントです。
英語で「たぶん」を使った簡単な会話例
例1:
A: Will it rain tomorrow?
B: Probably. The forecast says so.
(A:明日雨降る? B:たぶんね。天気予報がそう言ってたよ)
例2:
A: Are you free this weekend?
B: Maybe. I need to check my schedule.
(A:今週末空いてる? B:たぶんね。予定を確認しないと)
例3:
Perhaps we could meet on Friday instead.
(代わりに金曜日に会えるかもしれませんね)
まとめ:使い分けのコツを一言で
- maybe:カジュアル。ふわっと曖昧。
- probably:高い確率。根拠がある感じ。
- perhaps:丁寧で慎重な言い回し。
ネイティブの感覚では「たぶん」も使い分けることで、会話に自然さと説得力が生まれます。まずは簡単な例文を声に出して練習してみましょう!
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